平成30年2月号

平成29年度福祉サービス第三者評価事業の審査公表

平成15年度から継続して実施している第三者による青梅療育院の事業執行内容の評価は、東京都福祉サービス評価推進機構が定めている共通項目にもとづいて、第三者評価機関によって施設の事業全体の業務評価について審査を受けました。全体で45項目の業務内容について審査を受け、その評価結果の講評として「特に良かったと思う点」と、「さらなる改善が望まれる点」について次のような講評がされました。この評価結果をさらに充実していくために、職員全体で取り組んでまいります。

特に良いと思う点

  • 多様な取り組みで食事が日々の生活の楽しみにつながっています。

 

「食事の目的は栄養を摂るというものだけでなく、自分で食べることによって生きるための本来の機能と、健全な日常生活の維持に繋げていく基本となるものである。」との考えを基本に栄養マネジメントを実施しています。多職種の職員が連携し利用者の疾病や健康状態、身体機能を把握し、経口摂取を目標に取り組んでいます。

 毎月の給食委員会で利用者の食事摂取状況の変化を把握し改善方法を検討し、また、給食懇談会で利用者のリクエストが多い料理の献立や選択食を話し合っています。こうした取り組みで食事が利用者の楽しみになっています。

  • ホームぺージに利用希望者や家族が必要とする最新情報を掲載し発信しています。

ホームページに施設利用希望者などが必要とする事業所の概要をはじめ サービスの内容・利用料金・職員厚生・決算報告などの情報を掲載してい ます。問い合わせや見学・入所の申し込みをすることもできます。広報誌 「しあわせだより」(年3回発行) は、利用者の生活状況や活動状況、ク ラブ活動、行事の様子を紹介し、情報誌「青梅療育院のお知らせ」( 毎月 発行) は、利用者の生活全般に係わる情報を家族に届けています。これら の情報誌は発行の都度ホームページに掲載し、遠方の家族も身寄りの利用 者の生活ぶりを確認することができるように工夫しています。

  • 事業経営中長期事業計画及び年度事業計画に施設が目指すところを明示し周知しています。

事業運営全般を計画的に執行するため事業計画書を策定し、これに基づ いて事業目標の達成に取り組むという良い経営環境が確立しています。 施設が目指す経営理念と運営方針を事業計画書に明示し周知しています。

  運営方針には①経営の安定化、②地域福祉との関わり、③人材の確保と 育成、④介護保険制度の動向と新しい課題に向き合う責任と使命、⑤災害 対策、⑥施設改築計画の6項目の柱を立て、これらの事業を推進する方針 と基本的な考え方を述べています。

 

さらなる改善が望まれる点

  • 施設のサービス計画の策定にあたりアセスメントのさらなる充実が望まれます。

多くの利用者の認知症状が進行している現状の中で、職員の支援がま  すます難しくなってきていると見られます。少しでもその人らしく過ご  していけるように、例えば利用者一人ひとりの過ごしてきた生活内容をより詳しくアセスメントすることによって、職員とその人の理解が深まり、日々の介護における声掛けや対応の仕方など、利用者の行動をより深く理解した支援につながるのではないか。多職種の職員間の連携の良さを生かしながら、サービス計画委員会を中心にさらなるサービス向上を目指す取り組みが期待されます。

2.安全で快適な入浴が実施するためにさらなる工夫や改善が期待されます

  利用者の希望を踏まえADL〈日常生活動作〉や疾病等の状態に応じた適切な入浴方法を検討しています。介護職員会議で入浴順の変更や透析利用者の入浴日の統一などを検討しています。

  利用者一人ひとりの入浴時間を少しでも長くするため、入浴日を月曜日から土曜日まで週6日に増やしました。反面、他の活動時間が少なくなるなど新たに問題も生じていると見られます。こうした問題の解消にも取り組みながら、安全で快適な入浴を実施するためにさらなる工夫・改善の取り組みが期待されます。

3.職員の個別育成を視野に入れた「個別研修計画・評価シート」の活用が期待されます。

 昨年度の事業報告によれば、施設内研修として①職員全体会議研修5回参加者延べ133人、②介護職員研修6回参加者延べ67人を実施しています。介護技術研修では急変時の対応、口腔体操、認知症ケア2回、ノロウイルス対応、正しいオムツの当て方2回をテーマに取り上げるなど、日常業務に必要な基礎的研修を重視しています。今後、認知症ケアや看取りケアなどの介護技術のレベルアップを図るとともに、モチベーションを高める観点から、職員の個別育成を視野に入れた「個別研修計画・評価シート」の活用が期待されます。

要介護3の方の入所受け入れについての課題

平成27年度の介護保険法の改正により、特養施設への入所基準が原則として要介護3以上となりましたが、要介護3の施設申込者が増加してるにもかかわらず入所が困難となっています。その原因として一つには護報酬の単価において、1日当たりの施設利用料金が要介護4に比べて00円低くなっていることから、結果として施設経営を圧迫するために入所受け入れを敬遠する理由となっています。

 また、日常生活継続支援加算が要介護4と5の方を対象として算定されることから、要介護3の方の比率が高くなると、この加算が認められなくなるため、入所が敬遠される原因となっています。

 このような加算制度は改正すべきで、施設としても要介護3の方を受け入れやすい制度に改めるべきと国に要望しています。

初詣(御嶽神社)

1/6(土)新春を迎え御嶽神社へ初詣、一年の息災をお祈りしました。

初詣 (2)

節分

2/3(土)職員が扮する鬼が利用者さんのもとへ、なごやかな節分を迎えました。

節分 (2)

2月の行事計画

3日(土)「節分」         
4日(日)「立春」       
7日(水)誕生会        
9日(金)選択食        
11日(日)「建国記念の日」
16日(金)寿司の日   
17日(土)消防訓練
19日(月)理髪(2階)
20日(火)ドッグセラピー
23日(金)選択食
26日(月)理髪(3階)

3月の行事計画

3日(土)ひな祭り茶話会     
8日(木)誕生会        
9日(金)藤橋小6年生お別れ会 
16日(金)選択食        
17日(土)消防訓練    
19日(月)理髪(2階)
20日(火)ドッグセラピー
21日(水)「春分の日」
23日(金)寿司の日
26日(月)理髪(3階)
30日(金)選択食

療育院だより

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