平成30年4月号

介護人材不足の中で求められている責任と使命

介護老人福祉施設の母体である全国社会福祉法人経営者協議会では、社会福祉施設におけるリスクマネジメントの基本的な視点として、「利用者様の安全を最大の眼目としたサービスの質の向上と、利用者様の満足度の向上を目指す活動」と位置づけ、介護支援者に求められることは、介護を受けるすべての方がしあわせになることを目標にし、人間としての尊厳を大切にし、その人が必要としているものを把握して、サービスの向上に徹することを目標としています。

　また、人の悩みごとや困っていることは簡単に解決できるものばかりではなく、その人の感情を把握し理解することが、優れた介護支援者としての使命であると定めています。

　人と社会のしあわせを目指す取り組みは、社会福祉法人だけでなく行政も企業も、多様な団体も同じ使命をもって活動しています。その中で社会福祉の従事者は、人の生活や人生にふれさせて頂くことが許されており、とても責任の重いことであり、その重みを忘れることなく、一人ひとりの幸せにつながるよう介護者としての自身を磨いていくことが必要と示されています。

　このように責任の重い職務を課せられていることを十分に認識し、職員全員が常に利用者様の安全を守り、安心して頂ける業務に徹していくよう努めてまいりたいと思います。

　平成３０年度もこの主意に沿い、職員一体となって努力してまいります。

平成３０年度介護報酬改定の主な視点

第７回介護報酬改定が平成３０年４月から行われ、平均 ０.５４％プラス改定となりました。今回の報酬改定については次の内容が主な視点となっています。

(1) 地域包括ケアシステムの推進

地域包括支援センターが中心となり、個別の支援内容を通じたネットワークを構築し、高齢者の自立支援に沿ったケアマネジメントの支援を行っていくこととし、介護保険法の地域支援事業に位置づける。

(2) 質の高い介護サービスの実施

　　高齢者単身世帯が増加し、支援を必要とする軽度の高齢者に対してボランティアなど多様な主体が、生活支援・介護予防サービスを提供する。

(3) 多様な人材の確保と生産性の向上

　　２０２５年に向けた介護人材の需要推計３７万７千人の確保に対応するため、総合的な人材確保方策を充実していく。

(4) 介護保険料の上昇の抑制

　　 介護保険制度が発足した平成１２年度には、全国平均の介護保険料は、２９１１円でしたが、平成２７年度の改正では５５１４円となり、１５年間で２.９倍に上昇しており、この状況で推計すると３年後には６７７１円となることから、国民が負担する介護保険料をできるだけ抑制していく。

(5) 介護サービスの利用者負担の軽減

　　介護サービスの利用者負担も多様な介護支援の項目加算によって、増額してきており、国民年金等での負担が困難となる状況が出ていることから自己負担の増額を極力軽減するよう検討していく。

(6) 介護事業者の安定的経営の確保

　　介護保険制度を存続させていくためには、事業を主導する社会福祉法人の資質の向上を図り、事業の持続性を高めて安定的な経営を図ることが必要であることから、さらなる経営努力に努めていく。　

年間主要行事予定について

平成３０年度の主な行事予定は下記の日程で行うことに致します。

ご家族の皆様方にもご参加くださるようお願い致します。実施日程につきましては、施設の業務状況により変更する場合もあります。

介護課から

介護課では介助にて使用するタオル、ビニール袋等が不足しております。

ご不要のタオルやビニール袋がありましたら、ご面会の際にお持ち頂ける　と大変助かります。よろしくお願いいたします。

藤橋小６年生お別れ会：３/９(金)

「継続は力なり!」５月からは３２年目のボランティア活動のスタートです。

お花見：３/３１（土）

施設周辺の桜と御嶽神社の満開の桜を楽しみました。

４月の行事計画

５月の行事計画