令和元年7月号

職場のチームワーク強化に向けて

人には誰にでも得手・不得手があるものです。得意とするものは取り組みやすいですが、苦手にしているものは、どうしても気が進まないものです。特に資格取得とか研修は自分でやろうとしても、途中で一休みしてしまったり、そのままになってしまうことが案外多いものです。

つまり目的に向かおうとする努力心が固まっていないからです。人間にはもともと楽をしようとする我欲があるために、余程気が向かないと不得手なことには手をつけたがらないものです。しかし、どうしてもやらなければならない事は、次の機会にということは許されません。

介護業務においてもしかりです。労働としては確かにきつい方でもあり、なおかつ気の抜けない責任のある仕事であって、相当の経験を積んでいる者でも利用者様やご家族が望まれる完全な対応はむずかしい場合も多々あります。また、文章をまとめるにしても、自分では分っている積りで書いていても、集団行動の職場ではさまざまな解釈で受け取られる場合もあり、正確に情報を伝えることはむずかしいものであり、大切な事を伝えられず見過ごしてしまうことが、職務の連携に大きな損失を発生する原因ともなります。

これらも個人が持つ得手・不得手につながっていくもので、どうしたら相手に的確に伝えることができるかは、その人の気づきと努力の深さにあると思うのです。

静かな水面に石を投げれば直ちに波紋となって広がっていきます。しかも同じ速さで円形に正しく広がっていくものです。そこには逆らう要素がないために均一な波紋を描くことができるのです。

この原理が大切で、職場のチームワークを円滑にまとめるためには、波紋と同じように一つの目標(中心に投げられた石)に対して、全員が波紋のように同じ速さで行動することによって、目的が速やかに達成されていくことになるのです。

もし、二個の石を少し離れて同時に投げれば、石と石との間には複雑な波が立ち同じ波紋で広がっていきません。これが即ちチームワークの乱れになっていくのです。つまり、どっちを選択したらよいか迷うからで、指示伝達は正しい判断のもとに速やかに出さなくてはならないのが介護現場の常識と言えます。

人間には得手・不得手がありますが、だからと言って職務に就いた以上は気を抜くことは許されず、貴重な戦力の一員として職責を負っている訳ですから、不足している不得手の部分を自分の努力で向上させていくことが、介護サービス評価の向上につながっていくことを、常に再認識しながら業務に当たるよう心掛けています。このような職務の責任について施設では、全職員を対象に人材育成委員会が中心となって、職員個々の業務遂行能力と責任意識向上の育成に努めております。

職場の健康管理

人間には「長生きしたい」「元気で活動したい」「楽しく暮らしたい」という欲望があります。人生60年を過ぎこれからも元気でいろいろな事をやってみたいと思うためには、体の資本「エネルギー」が必要です。

 しかし、人生半ばを過ぎると体の至る所に故障が起こりやすく、車で言えばいわゆる中古車となってしまい、坂道もスピードは出ないし、あまり遠乗りも出来ないようになってしまいます。勿論中には中古車とは思えないような新車同様の元気な人もいますので、全てとは断言出来かねますが。

 長生きしたい欲求を叶えるためには、中古車でも手入れを怠らず、部品の交換やタイヤの交換などをすることによって、新車に劣らない機能が出てきます。つまり自分の健康管理をいかにコントロールしていくかによって、同じ年齢の人でも大きな差が出てくるものです。

 施設の利用者様を見ても、中には40歳代後半から脳梗塞などによる機能障害を起されている方もおり、人間はすべて同じ体細胞を持ちながら生活環境、労働環境、遺伝などによって、体力や機能に差が出てくることが分かります。

 私たちは利用者様の介護をしながらも、出来れば老いてから人のお世話になりたくないという気持はあります。お世話になるかどうか自分の将来は先が読めません。できれば80歳ぐらいまでは自分の思うような生活がしてみたいという欲望は持ってもよいでしょうし、そのつもりで生きていく気持ちが大切です。

 介護の現場は他の業務に比べてみても、かなり労働を必要としますし、これが単に体の労働だけでなく、利用者様の命を預かる職場であるため精神的な疲労も重なるため、その荷重は年齢とともに負担となってくることは避けられません。しかし年齢には区別なく業務の遂行、責任の度合いは手加減できません。むしろ先輩としての責任を持たなくてはならないのです。

 生きるための欲は持ち続けることは良いことですが、命を縮めるような欲は出さず自分相応の体力、健康管理に努めながら、そのうえで利用者様の安全な介護支援に心掛けていくことが大切であり、職員として常にリスクマネジメントの精神に徹して、日々適正な業務に徹するよう心掛けるようにしております。

介護課から

介護課では介助にて使用するタオル、ビニール袋等が不足しております。

ご不要のタオルやビニール袋がありましたら、ご面会の際にお持ち頂ける と大変助かります。よろしくお願いいたします。

日帰り旅行(河口湖):5/31(金)

大型バスに乗り利用者様・ご家族職員、総勢35名で河口湖へ。

美味しいほうとうを召し上がった後は、猿回し劇場を鑑賞されたりお猿さんに餌をあげたり・・・

最後はお猿さんとの握手会もあり利用者様もとても楽しまれたご様子でした。

全体写真

吹上しょうぶ公園見学:6/5(水)

満開はもう少し後、2、3分咲きの菖蒲ではありましたが、気持ちの良い空気と時折吹く風が心地よい菖蒲見学となりました。「気持ちが良かった」「また来たいな」と利用者の皆さんも大変満足されたご様子で、とてもいい笑顔を見せてくださいました。

全体写真

7月の行事計画

 4日(木)誕生会       
12日(金)選択食       
13日(土)迎え火       
15日(月)理髪(2階)     
16日(火)送り火       
      ドッグセラピー(予定)
17日(水)不在者投票(予定)
19日(金)買物ハイク       
22日(月)理髪(3階)
24日(水)ワックス掛け(1階)
26日(金)選択食
31日(水)ワックス掛け(2階)

8月の行事計画

 7日(水)ワックス掛け(3階)
 8日(木)誕生会  
 9日(金)選択食       
10日(土)納涼模擬店  
16日(金)買物ハイク     
19日(月)理髪(2階)
20日(火)ドッグセラピー(予定)
23日(金)選択食
26日(月)理髪(3階)

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