高齢者福祉の職場で働き続ける魅力とは
(東京都内の福祉施設に就職して1年以内の職員969人のアンケートから)
(1)「ありがとう」という感謝の言葉・笑顔が見られる仕事
利用者様やご家族から「ありがとう」という言葉を頂くと、仕事への活
力が出てきます。利用者様が笑顔で過されているのを見ると、とてもやり甲斐がある仕事だと感じます。
(2)嬉しい、楽しいそして達成感や満足感も得られる仕事
利用者様から満足していただける介護を行った時の充実感。小さな目標でも達成できた喜びが、とても大きく感じられます。これが仕事への大きな支えになって意欲が出てきます。
(3)一人ひとりの幸せを願い、未来につながる仕事
利用者様一人ひとりの幸せを考えるところが福祉の仕事の魅力だと思います。一人ひとりに個性があり、難しい人でも心を開いて親しみをもって接することにより、やりがいを感じます。
(4)人と向き合い人生の節目に立ち会う仕事
人間の「生」と「死」について仕事の上で色々と考えさせられます。死という場面に立ち会えることで、自分の人生をどう生きていくかについて早いうちから考えることができ、最後までその人らしい生活を支援していくことができ、やる気を感じます。
(5)信頼される仕事
利用者様と直接ふれる身体介護を行うことによって、信頼関係が築けることが魅力です。信頼関係が築けたり、人生について教えて頂ける楽しさもあり、やりがいを感じます。
(6)人に役立つ仕事
人のために自分が働くことで自分も満たされます。人のために働く満足感、人の役に立っているという気持ち、自分が必要とされていると思うとさらに意欲が湧いてきます。
(7)毎日新しい発見がある仕事
忙しいことは確かですが、毎日がいろいろ発見できて勉強になります。専門的な仕事ではあるが、思いもよらない事が起きたり、次をどう対応したらよいかなど考え、日々勉強の毎日で楽しいです。
(8)チームワークで専門性を持ち考え続ける仕事
ノルマや数字では測れないやりがいがあり、多様な人生観にふれて、自身の視野が広がります。言葉を発することができない利用者様でも、表情やしぐさで意思疎通ができ、個性に合わせてコミュニケーションをとれる
ことが楽しく、毎日が勉強になります。
介護施設に入職した経験の浅い人達の声ですが、介護の現場には思いもよ
らない事態が発生することもあります。「初心忘るべからず」 でハードな業
務に負けることなく。立派な介護職員として成長してもらいたいと期待しま
す。
身体拘束の廃止と事故防止
もし自分が身体拘束をされながら日々を過したらどんな気持ちでしょう。体の自由が利かず、一層不安な気持ちに迷入り込むことでしょう。一方で事故が発生したら施設の責任が、という心配も考えられますが、個別ケアの基本原則は「自分だったらどのような介護を受けたいか。」です。
身体拘束の廃止が始まったのは介護保険制度がスタートした平成12年からで、法律の主意として人権の尊重が重視されることになり、高齢者福祉施設では原則として身体拘束は行わないことが定められました。以降はすべての事業所で身体拘束ゼロに取組んできていますが、施設入所基準が要介護3以上に変ったことにより、認知症や重度の介護を必要とする利用者様が増え個人の尊重を保全するために専門性の高い介護が求められてきています。
しかし多くの施設で介護人材が不足しており、介護福祉士の資格を持った職員も減少したりして、組織全体の技能低下が心配されています。
青梅療育院では介護福祉士の国家資格を有する職員は、介護職員32名中21名となっており全体で65%で、平均より高くなっていますが、一部の介護施設が専門性の高い介護が求められているにもかかわらず、介護人材が育っていないことが指摘されています。
「個別ケアなど無理です。職員が足らない、時間の余裕がない。」などの問題が発生している施設もあるようで、このような施設では介護の質の低下とともに、身体拘束ゼロの共通概念が失われ、不適切は介護や安易な身体拘束に近い行為が発生していると言われています。
確かに事故が発生した場合に、職員の人材不足とか見守り不充分のためだとかは言訳になりません。個別ケアの原点に立ち「自身の場合であったらどのような介護をされたいか。」 という介護福祉の精神を共有して、日々の業務に精勤するよう努めてまいります。
エレベーター改修工事が終わりました
10月15日から25日までの11日間、エレベーターの改修工事を行いましたが、その期間中ご面会の皆様には階段をご使用され、ご不便をおかけ致しました。お陰様で使いやすいエレベーターに改修できました。
運動会:10/6(土)
今年も施設内で運動会を開催しました。新種目「ピンポン玉入れ」では大いに盛り上がり結果は紅白仲良く同点でした。
日帰り旅行(東武動物公園):10/31(水)
バスからの景色、広大な敷地での動物たちとの触れ合い、楽しい食事…
今年も笑いの絶えない日帰り旅行となりました。
11月の行事計画
3日(土)「文化の日」文化の日祝いの会
8日(木) 誕生会
9日(金) 選択食
19日(月)理髪(2階)
20日(火)ドッグセラピー(予定)
21日(水)紅葉ハイク
23日(金)「勤労感謝の日」
選択食
26日(月)理髪(3階)
12月の行事計画
7日(金) 利用者と施設長の対話選択食
8日(土) マンドリン慰問
10日(月)誕生会
15日(土)藤和会餅つき
17日(月)理髪(2階)
18日(火)ドッグセラピー(予定)
20日(木)かすみ台第三保育園お遊戯会
22日(土)クリスマス・忘年会
23日(日)「天皇誕生日」
24日(月)理髪(3階)
28日(金)選択食