平成30年6月号

介護料金を原則2割負担に、財務省の提言

平成30年4月25日に開催された財政制度等審議会財政制度分科会において、財務省より社会保障の今後の方向性として、介護保険の利用者負担を原則2割とする提案がされました。その視点として次のような方針が示されています。

① 介護保険制度の維持可能性を踏まえた保険給付範囲としていく。

 ② 必要な保険給付をできるだけ効率的に提供する。

 ③ 高齢化や人口減少の中でも制度の持続可能な制度としていく。

 という3つの視点が示されましたが、介護保険の利用者負担については、介護費用が経済の伸びを超えて大幅に増加することが見込まれる中で、若年者の保険料負担の伸びの抑制や、高齢者間でのサービス利用者と保険料負担との均衡を図ることが必要であると課題提起されています。

 この上で今後の改革の方向性として、介護保険制度の持続可能性や給付と負担のバランスを確保する観点から、介護保険サービスの利用者負担を原則2割とするなど、段階的に引き上げていく必要があると指摘しています。

 これによって低年金収入の要介護者は負担が困難となり、施設の利用が出来なくなる心配が出てきます。

 もし特例を設けて部分的な救済方法が可能となるとしても、国の財源負担に替わるべき財源を区市町村に依存することは困難であり、結局自己負担の増額へと変っていく心配があります。

平成29年度事業活動収支決算について

平成29年度の事業もご家族皆様方のご協力によりまして、計画しました各事業並びに行事等を執行することができました。年間を通して介護職員の充分な補充が行えず、業務全般にわたって利用者の皆様の日常生活に支障が出ないよう配慮しながら努めてまいりました。

平均要介護度が4を超え健康管理に配慮してまいりましたが、年度前半には入院者が10名を超える状況が続いたことから、健康と衛生面に努めたところ、年度後半からは平常の状態に戻っております。

施設が開設から36年半が経過しておりますが、大規模な修繕工事の発生もなく、事業活動収支差額は31,126,224円の繰越金を残すことができました。

勘 定 科 目

決 算 額

前年度決算額

増  減

事 業 活 動

収   入

施設介護料収入

308,914,859

302,476,368

6,438,491

居宅介護料収入

22,849,566

15,364,402

7,485,164

利用者等利用料収入

83,767,192

84,317,781

△550,589

その他の事業収入

6,941,161

6,541,100

400,061

経常経費寄附金収入

954,214

1,294,400

△340,186

その他の収入

45,808

52,320

△6,512

事業活動収入計

423,472,800

410,046,371

13,426,429

収 支 の 部

支   出

人件費支出

299,191,750

296,340,721

2,851,029

事業費支出

52,576,749

56,969,802

△4,393,053

事務費支出

26,230,669

26,483,422

△252,753

減価償却費

20,177,225

17,733,310

2,443,915

国庫補助金等特別積立金取崩額

△5,909,447

△6,0,85,676

176,229

徴収不能額

79,630

364,892

△285,262

事業活動支出計

392,346,576

391,806,471

540,105

事 業 活 動 増 減 差 額

31,126,224

18,239,900

12,886,324

2025年に向けた社会福祉法人に求められる姿勢

社会福祉法第24条に定めている経営の原則として、社会福祉法人は社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を確実、効果的かつ適正に行うため、自主的にその経営基盤の強化を図るとともに、提供する福祉サービスの質の向上及び透明性の確保を図らなければならないと明示しています。

これからの社会福祉法人の使命として、地域社会におけるセーフティネットを構成する社会資源として、地域に暮らす人びとに安心をもたらし、信頼される社会福祉施設となるためには、利用者様一人ひとりの尊厳を守る良質な福祉サービスの実施とともに、多様化・複雑化する生活課題や福祉需要への積極的な対応が求められています。

このような方針のもとに、施設として次のように目標を定めて事業を進めてまいります。

(1)利用者様主体の個別ケアに重点を置き、その権利擁護を実現し個人の尊厳に配慮した介護に努めます。

(2)安心して生活できる環境づくりに努め、利用者様に感謝される施設づくりを目指します。

(3)介護従事者としての専門性を高め、介護体制の充実を図り、寄り添う介護サービスの提供に努めます。

(4)苦情・相談やご要望に関しては、誠意をもって迅速かつ適切に対応します。

(5)利用者様の行動に留意し、絶えず目配り・気配りを怠らず、事故防止及び感染予防に努めます。

(6)施設の目標・方針に従い自己の職責を守り、成果の達成に向け努力します。

節句茶話会:5/5(土)

五月人形を前にお茶とお菓子を楽しまれました。

節句茶話会(H30)

 

羽村動物園見学:5/18(金)

動物園の動物たちに餌をあげたり、職員も利用者様も久しぶりに童心に戻りました。

羽村動物園見学(H30)

 

 

6月の行事計画

2日(土)寝具年度交換     
6日(水)吹上菖蒲公園見学   
7日(木)誕生会       
15日(金)選択食
16日(土)消防訓練       
18日(月)理髪(2階)
19日(火)ドッグセラピー(予定)
21日(木)8施設レク交流会
25日(月)理髪(3階)
29日(金)選択食

7月の行事計画

7日(土)七夕          
8日(日)給食懇談会             
9日(月)誕生会         
13日(金)選択食・迎え火           
16日(月)「海の日」 理髪(2階)・送り火               
17日(月)ドッグセラピー(予定)
21日(土)ふれあい納涼会
23日(月)理髪(3階)
27日(金)選択食

療育院だより

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